不確実性の中で掴むチャンス 【NOHALA ライブレポート】
-舞台には魔物が住んでいる。
ステージから覗く幕の向こう側では、頭を悩ませるNOHALAの姿があった。
神奈川県は本厚木。ライブハウスThunder Snakeにて彼らは、メギラヲ!!とThunder Snake主催のイベント『session drunker night vol.1』に出演した。
突然の機材トラブルに見舞われながらも始まった公演。スタートを飾ったのは定番となった『Aug.15』。演奏直前の戸惑いを感じさせることのない、パワフルなパフォーマンスで場内を温めると『Boy Meets Girl』と『Xing』で、立て続けに観客を煽ってゆく。季節はすっかりと冬めいているが、ステージから放たれる熱量が、身に染みる寒さを忘れさせる。不器用ながらも突き進むNOHALAの姿に拳が上がった。
『忘れなければ前に進めない』そう声高らかにVo.RAYが叫び、10/13リリースのアルバムから『Encounter』が披露された。雄たけびと共に奏でられる泥くさい音楽の形。一曲ずつハプニングを乗り越え、あっという間にラストの曲である『NOHALA』が演奏され、公演は終了した。
-表裏一体のリスクとチャンス
不確実性の裏側にはひっそりと、息を潜めるようにしてチャンスが眠っている。無謀だと思われていること。困難だと言われていること。手が届くかもしれないこと。どうしても叶えたいこと。リスクの裏側にある可能性を掴むために、物事とどう向き合うのか。
この日駆け抜けた、少しほろ苦いステージは、彼らにとって良いきっかけの場となった。更なる高みを目指し、少しずつ歩を進めるNOHALA。
12月28日には、年内最後となるLIVEが渋谷GAMEで行われる。続く彼らの挑戦から目が離せない。
text by Reina
【セットリスト】
12/9@厚木Thunder Snake
1.Aug.15
2.Boy Meets Girl
3.Xing
4.Encounter
5.NOHALA
【公式Webサイト】
【公式MV『Encounter』】
feature=youtu.be&v=XTIdRzx6Zvg