音レポ

「あの日」を紡ぐ ライブレポート

2018-01-01から1年間の記事一覧

野原の呼吸【NOHALA ライブレポート】

-心火を燃やして 燃え上がるような強い怒りの様子を『心火(しんか)』と呼ぶことがある。その怒りがやがて収まり、嵐のような感情の昂りが過ぎ去ったとしても、傷痕のように残り、時に心身を蝕んでゆくことがある。終わってしまった出来事はもう取り戻せな…

聴く者の心を裸にする。貫き続ける唯一無二の音 【MADALA ライブレポート】

-異彩を放つ音楽が空間を刺激する 「行こうか」Vo.Gakuの雄叫びを皮切りに彼らの狼煙が上がる。 ミクスチャーパンクバンドMADALAは、12月27日shibuya eggmanにてイベント、The Music Draws The Life 年末スペシャルに出演。 「すいませんね、弾き語りでいい…

音に現れた進化の形【NOHALA ライブレポート】

-苦い夜を越えて二日連続のライブとなったこの日、NOHALAはNo.13 主催の「2nd Mini Album "100% Juice" release party」に出演した。Ba.NORAの叫びを合図に、ある夏の日の衝動を疾走感溢れるサウンドでエネルギッシュに表現した『Aug.15』が披露され、まるで…

不確実性の中で掴むチャンス 【NOHALA ライブレポート】

-舞台には魔物が住んでいる。ステージから覗く幕の向こう側では、頭を悩ませるNOHALAの姿があった。神奈川県は本厚木。ライブハウスThunder Snakeにて彼らは、メギラヲ!!とThunder Snake主催のイベント『session drunker night vol.1』に出演した。突然の機…

あなたの青春時代を体現するロックバンド【NOHALA ライブレポート】

-「普段はもっと優しい声なんですよ」言葉とは裏腹にエモーショナルな歌声で幕を開けたステージ。平均年齢22歳。若き情熱が下北沢で音を放つ。代表曲『Aug.15』、『Boy Meets Girl』と披露し、観客を惹き込む四人。曲を重ねてゆくほどに洗練されてゆくグルー…

都会の地下は、まるで宝石箱のようだ【The holy's ライブレポート】

-人々で賑わう下北沢の、その地下で放たれる数多の音と情熱をあなたは知っているだろうか 「その日鳴り響く音楽が、誰かにとって心が満たされるような『価値』のあるものであってほしい」。そんな願いと、出演するミュージシャン達への敬意が込められたイベ…